2025年12月19日金曜日

20251219 平和集会

 12月19日、緑ケ丘小学校の平和集会の朝です。


6年生がこれまで積み重ねてきた平和学習の成果を、劇やスライド、そして歌を通して、全校のみんなに向けて発信してくれました。




発表の中で語られたのは、決して特別なことではありませんでした。
友達と笑いあう時間。
家族と過ごす安心。
おいしいご飯のあたたかさ。
勉強し、未来を思い描くこと。
私たちにとっての「あたりまえの毎日」です。




しかし6年生は、その「あたりまえ」が、戦争によって一瞬で奪われてしまうこと、そして失われた命や時間、心は二度と戻らないことを、静かな言葉で、でも強く訴えました。
戦争はこわく、つらく、子どもたちをも巻き込み、終わった後も苦しみが続くこと。
そしてそれは、過去の出来事でも、遠い国の他人事でもなく、今この瞬間にも世界のどこかで起きている現実であることを、私たちに突きつけてくれました。




集会の後半、6年生は「では、私たちにできることは何か」を問いかけました。

自分を大切にすること。
身近な人を大切にすること。
「ありがとう」を伝えること。
相手の意見を受け入れること。
その一つひとつが、小さな「平和のタネ」になるのだと。


そして最後に歌われた『ヒロシマの有る国で』。
これまで何度も耳にしてきた歌ですが、今回ほど強いメッセージとして心に迫ってきたことはありませんでした。
6年生一人ひとりの「平和を願い続けたい」という思いが、歌声となって体育館いっぱいに広がり、下級生の胸に確かに届いていました。


「One Voice」。
一人の声は小さくても、重なり合えば未来を照らす力になる。
6年生が示してくれたその姿は、平和は誰かが与えてくれるものではなく、私たち自身が日々の行動でつくっていくものだという、大切なメッセージでした。

この日の学びと6年生の思いが、これからも緑ケ丘小学校の中で語り継がれ、小さな思いやりとなって、やがて大きな平和へとつながっていくことを願っています。

今日の昼休み6年生コンサートは1組。みんなとても楽しそうに演奏していました。見ている人たちの手拍子も軽快でした。